●A型インフルエンザに罹患した。3人も感染者が出ている超満員のライブハウスで汗だくになって暴れていたので自業自得である。来年からはちゃんとワクチンを接種しよう。それでかなり防げるらしい。
●1月いっぱいで校正の仕事は辞めて兵庫県の実家に戻り寺の経営に専念するつもりだったが、「落ちついたらたまにでいいから手伝いに来てくれないか」と言われ、それもありだなと思った。宿泊費は出してくれるから東京の部屋を引き払ってもできるし、何かのついでに東京へ行くときに高崎まで行くというていにして兵庫ー東京間の交通費は自腹を切る。夜勤でフルで呼んでくれるならそれでも充分見合うだろう。
●いろいろなところへ行かないといけない。そうしないと淀む。
●私が仕事で唯一尊敬していた古元文裕さんという校正者は今年の6月に亡くなってしまったが、その古元さんの現場へ一度だけ入れてもらったとき、次のように言われて刺さったことがある。
「赤字を出すのが仕事なんじゃない。疑問を出すのが仕事なんじゃない。仕事ってのは責任を明確にして、その中だけで完全に責任を負うことだ。」
●これはもう、まったくその通りなのだ。自分で責任を負えることは自分の中だけで解決して外部に出さない。わからないことだけ訊く。この方針が明確になると、仕事への覚悟がまったく違ってくる。外にあらわれる態度も劇的に変わる。
●こういう超重要なことはふつうなら教えないのだが、当の古元さんも亡くなってしまったことだし、これからはこういうことも積極的に教えていかなければならないと思う。
(金川)