2019年07月

●体調はいい。ストレスも減った。しかし文章が書けない。ストレスは活動のためのガソリンだ。

●こないだエアウィーヴを買ったと書いたので、実際のところその寝心地はどうなのよ、とレビューを期待している方もいると思うので(いないか?)三週間ほど使用してみた感想を書くと、「悪くないが、どちらかといえばホテルでたまに出くわすシモンズのベッドのほうが寝心地も目覚めたときの体の具合もずっといい」となる。しかし悪くない。万一の返品のためにとっておいた箱はもう壊して捨てるつもりだ。

●炎天下の中、某学校の農業実習の記録係として一日1700枚ほど芋畑の中で写真を撮るような仕事をしていて、ニコンの一眼レフの圧倒的な信頼性、びくともしない、これだけ酷使したら華奢なミラーレスなどだと暑さで電気系統がやられるんじゃないか、と思ったりしていた。

●用事があって富士山の麓へ行ったら流石世界遺産、外国人観光客で一杯だった。スーツにネクタイなどというのは私だけだった。交通手段はバスしかなく、富士山駅を発ったときはまだすいていたが、河口湖駅で登山姿の外国人がどちゃっと乗ってきて超満員になってしまった。五合目まで直行するバスの途中で降りるのもわれわれだけだった。今度は遊びで行きたい。


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●著作も関わった企画も多いひろゆき氏だが、最高傑作は2ちゃんねるの削除ガイドラインだと思う。これこそが匿名掲示板のキモである。昔は社会的強者の犯した悪は明るみに出る前に握り潰されることが多かった。それを不可能にしたのがインターネットの巨大掲示板だった。天網恢々、悪事はどこからともなく告発され、白日の下に晒され、完膚なきまでに揶揄嘲笑される。これを耐え難いと感じた悪の行為者が説得・恐喝・法の暴力その他で「不都合な真実」を暗々裡に抹消しようと企てても、削除対象はガイドラインによって明確に定義され、プロセスは透明化されている。この大義名分を覆すことができなければ引き下がるしかない。(あるいは正義を向こうに回していることを自覚して不利な戦いを戦うしかない。泥仕合の幕開けである。)

●昨今の世相を見ると、Twitterのフォロワー数が数万というのは保険だと思う。昔キャンディーズはライブのあとのMCで所属事務所に断りなく "普通の女の子に戻りたい" と勝手に解散を発表した。タイマーズは夜のヒットスタジオの生放送でメドレーのうちの1曲をリハーサルと全く違う曲に差し替えて演奏・歌唱し、放送禁止用語を使ってFM東京を断罪した。前者のケースではナベプロが対応に大わらわで、遠く21世紀のアイドル達にまで一席を設けて事前に意を含めなければならなくなったし、後者のケースが歌番組の生放送のあり方をガラッと変えたと言っていいだろう。現代はそういう直接性の拡声器を有名人ひとりひとりが手にしている。使わないまでも、核の抑止力のように、保険として持っている。


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おはようございます。

東京の朝は、湿度たっぷりジメジメモード。


きのうは表参道にて

女性のためのセクシュアル・ヘルス塾に参加してまいりました。


お話は

「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」

でおなじみの、宋美玄先生。

医学的な見地から

女性の体&セックスを勉強しよう!

といった内容で

めからウロコがでまくった夜でした。


ちなみに

産婦人科に相談にくる女性で一番多い悩みは

『セックスが、痛い!』

ということで


痛いセックスをがまんしてしなければいけない。

となると

こんなにつらいものはなく

しかも

「そのやり方、痛い」

と、相手に伝えられず

もんもんと我慢していたら


自然とセックスから足は遠のくだろうな〜っと

思ってしまうわけですが。


その要因のひとつに


おおくの女性が

自分の体と性欲をよくわかっていない

きちんと

むきあえていない

ということもあるらしいのでした。


セックスとは、

男性の欲求にこたえるもの

子供をつくるためのもの


そういった義務感なども

セックスから遠のいていく原因なのだろうな〜っと

おもってしまったわけで


女性が女性の位置につく

自分を知り、自分の欲求を知り

それを相手に上手に伝える

ということの大切さを


あらためて

痛感した夜でした。
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●ときどき呼んでもらっている仕事、私の一方的な都合で直前キャンセルさせて頂くことになってしまった。年5回ほど発生する非常事態の際はキャンセルさせて頂くことを条件にお引き受けしていた。無茶な条件だったと改めて思う。最近とくに人手不足らしいので一旦引き受けておいて直前でやっぱりゴメンなさいと言うのはひどい。

●前乗りで一泊していた。午前11時頃、非常事態発生の連絡を受け、11時46分の新幹線で帰路につき、18時頃帰宅した。そこから諸々の準備をし、翌日通夜、翌々日10時から葬儀、初七日まで勤めた。15時にはすべて終わったので、15時30分からの孫大輔監督『下街ろまん』上映会兼トークショーへ行った。初監督作ということで監督は謙遜されていたが全く素人仕事ではない。おそらく意図的にチグハグに作ってあり、いいとも悪いとも、面白いとも面白くないとも言えず、安易にどちらかの陣営に加担することを拒否するような、感想を訊かれると頭を抱えて「うーん」と唸ってしまうような短編だった。そこがいいです、と監督に直接伝えることもできた。

●上映会終了後なぜか主催の守本さんたちが孫先生に豊岡を案内するのについて行き、昔あった土曜夜市の復活版(?)のようなものが青空市場で開催されているのを初めて知った。そのあとずうずうしくも城崎での夕食までご一緒した。

●翌日は友人の二回目の結婚式の二次会の音響係をなぜかやることになり、慣れないことをいろいろやっていた。35年ぶりぐらいに同級生と再会した。昔豊岡にあった「源太のパン」の話になった。以前、宵田商店街をカバンストリートにして地域おこしする企画の中で「そうだ、あの源太のパンを復活させよう!」という声が上がり、子孫の方に話をしに行ったら「いや、その件にはもう、触れないでください」と丁重に断られ、すごすご帰ってきたという凄い話を聞いたのがこの日のハイライトだった。


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日本人のセクシュアルパワーがすごい

たとえば

セクシュアルパワーといえば

生命エネルギーであり、

クリエイティビティであり、

生きる力なのである。


世界的に寿命の長い日本人をみてみれば

生命エネルギーが強い

ってことが明白なのではないだろうか。


それに比例するように

セクシュアルエネルギーの抑圧もすごくて

けっか

性産業世界一。

みたいなことになり


妻とはしないけど風俗いきます

旦那とはしないけど浮気します


みたいな

エネルギーもれというか

なんというか。



抑圧ということだと

女性であれば、

セックスが大好きだ!

という雰囲気よりも

いや、そんなもの恥ずかしくてダメです。

みたいな方が

つつましく、女性としては好ましい

といった思い込みが

どこかにあるような気がして


そうすると、セックスのときにも


「私、そうされるより、こういう方がいいんだけど?」


ってな一言も

なかなか言いにくく


「あんたとのセックス痛いんだけど、我慢しなきゃ」


セックス??

好きじゃないし。


といった展開にもなりかねず


言いたいことが言えない結果

セックス自体が好きじゃなくなり

拒む人もけっこういるような気がして

それもまた

セックスから遠ざかっていく理由の一つなのではないか

と、思ってしまうのでありました。
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●劉慈欣『三体』噂通りやばいです。

●とはいえまだちょっとしか読んでないので別のことを書く。私はあんまりSFのことは知らなくて、ましてや中国SFのことは全く知らないのだけれど、以前ケン・リュウ編『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』が出たときは飛びついた。冒頭の陳楸帆の三編がどれもすごくよくて期待が高まったが、それに続く数編はあまり好みではなかったのか、ちょっとかじっただけで読まずに放置していた。しかし最近トリを飾る劉慈欣の二編を読んで心底やられた。「円」もすごかったが「神様の介護係」はもっとすごかった。(「円」は『三体』からの抜粋だそうだ。)

●そもそも『折りたたみ北京』を知ったときから『三体』の噂は聞き及んでいて、ずっと頭の片隅にあったので、世事に疎い私でもこの今年最大の話題作の7月4日付での邦訳刊行をキャッチすることができた。作者・劉慈欣は1968年生まれ。ということは文革を本で読んだ世代だ。それでこの「反動的相対性理論が提案する静止宇宙モデルは、物質の運動の本性を否定し、弁証法に反するものです!」という冗談とも皮肉ともつかない紅衛兵のつるし上げ描写。花田清輝なら半可通と一蹴したに違いないこういう俗流マルクス主義者は文革当時、世界のあちこちに実在しただろう。(こんなことはこの大作のほんのさわりに過ぎないが。)

●SFというものは不用意に近づくと火傷するかもしれないと思わせる。それだけファンが濃い。日本SF大会は初回開催が1962年らしい。それ以降、毎年日本のどこかで開かれているらしい。利賀村の1976年、フジロックの1997年、コーチェラの1999年、瀬戸芸の2010年と比較しても格段に早い。地方創生に関心があれば、普段は人口密度が極端に低い地域へわっと人が集まって開かれるフェスティバルにも興味があり、視察したい、できれば誘致したいと思うのだが、そんな動機でSFに手を出せば死ぬかもしれない。しかし今、目の前に『三体』がある。ここから入って、語れるところまで行けるかもしれない。


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日本人の性欲

いいえ、

セクシュアルパワーが

いかにすごいか

ということを書きはじめると

えんえん

何年にもわたって

書き続けられてしまいそうなので

そろそろ結論にいきたいところなのですが


たとえば

以前、とある秘密クラブに

本の関係でご招待していただいたときに

お酒を飲んでいる席で

出会ったご老人など

80近いお歳とはおもえない性力で

どーしても体にビニルを巻くという性癖が

やめられないという。


半分、好奇心で

どうしてそうなったんでしょう?

と聞けば

ビニル以外にも

ブラジャーとパンツを装着されていて

お爺さんがそれらを身につけているというのも

なかなかの光景なのだが

しっかりと

地位も名誉も、奥様もいらっしゃる方なのだ。


夜中の12時をすぎたあたりから

これから

ありあまる性欲を発散に

女王様のところにいくと

うれしそうなジェントルマン。


私なんか、

話を聞いているだけで

どっと疲れがでてしまうわけですが


こういった抑圧やタブーがあっての反動

ってなこともありそうなわけで

倒錯

というテーマをぶっこんでしまうと

これはこれで

話がひろがって収集がつかなくなってしまいますね。


ええ〜っと。

何を言いたいかというと

年齢、病気、ハンデなど

そういうものはあまり関係なく


たとえば。

女性にありがちなのが

出産や閉経を言い訳に

もうセックスはいいの。

と、言ってしまいがちで。


今年おこなった

セックスに関するトークイベントでは

子供を2人産み、ガンも克服し、子宮もとってしまったけど

一度セックスレスになったことがない

という、鷹野えみ子女史をおまねきし

彼女をみていると

そういったものは

あまりセックスの障害とは言えず、

つい拒否する言い訳につかってしまいがちだが

そうではないのである。


話をもどすと

日本人のセクシュアルエネルギーは

すごいんじゃないかと思うわけで

セクシュアルエネルギーがすごいのに

セックスレスもすごい

という矛盾はなんなのか?



つくづく思うわけで

まったくもって

ミステリーなのだ。
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セックスのケミストリーがハンパない!

めくるめく新しい世界を

パートナーとむかえ

しこたまセックスをしていた先輩でしたが


赤ちゃんができ

結婚し

出産してみたところ


どういうわけか

関係性が変化し


あんなに楽しんでいた

パートナーとのセックスを

いっさいしなくなり

今では子育てオンリーで

旦那さんとなったパートナーと

デートすることも

近づくことも

ほとんどなくなり

この6年、一緒に生活してはいるものの

ほぼ

ただの同居人とかしてしまった今。



二人のことは二人にしかわからないわけで

なんとも言いようがないわけですが

とにかく

ハタで見ていて


あんなにすごかったのに

この変容ぶりはなんだろう?

と、おどろいてしまうわけで


表現のしようがないくらいセックスがよかった相手ですら

セックスレスになる

という

その現実。

日本においての

セックスレスの問題は

けっこう根深いな〜っと

つくづくおもってしまうわけで

けっして

日本人が淡白だから

ではない、

ということだけは

言えるのではないかと

思うのであります。
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●前回言ったそばからニュースリリース来たー。

●今回の参議院議員選挙、いまひとつ何がポイントなのかわからず、一票の権利をどう使えばいいのかわからなかったが、某氏の政見放送の「ALS患者と重度の障害者が国会議員になれば国会のバリアフリー化は確実に進む」という主張を聞いて、それはそうだと心が動いた。

山本達也『革命と騒乱のエジプト』(2014)を読む。ジャスミン革命に端を発する《アラブの春》とソーシャルメディアとの関わりを論じた本かと思いきや、それは前半だけで、後半のエネルギー環境の変化が世界に及ぼす影響を論じた部分のほうがはるかに切実で面白い。先進国では成長の時代は終わったが、現行の制度が成長を前提に作られているので、成長をやめるわけにはいかない、などと巷間言われる。そんなことが可能であるかのような幻想が木端微塵に粉砕される。


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以前

2つほど先輩の友人女性が

ちょっと前に

アプリで出会って結婚しました。

そのとき聞いたお話を

かいつまんでみますと


はじめまして


と、対面した感想として


ーぜんぜん、タイプじゃないー


そんな印象で

きびすをかえそうとしたのだけれど

なんか、気になる。


そう直感して

お茶を飲み

なんか嫌じゃないぞと思って

そこから何度かお茶を飲んだそうで

何度目かのデートで

セックスに発展。


そこで

本当におどろいたのが

セックスの相性だったようで。


今までのセックスは何だったんだ?

というぐらい

一日中していても

あきない。

そんなに長時間したことがなかった彼女の

新しい世界が

彼によって

開かれたらしいのですが

けっきょく

つきあっているうちに

子供ができ

二人は結婚し、

ぶじ、幸せになりました

ちゃんちゃん

と、言いたいところなのですが

そうではなく

そこにも続きがあるわけでありました。
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